「車の鍵をなくしたけれど、ディーラーと鍵屋のどちらに頼めばいい?」
「スマートキーを全部紛失した場合、安くて早いのはどっち?」
車の鍵を紛失したとき、主な依頼先となるのがディーラーと出張対応の鍵屋です。
どちらでも車の鍵を作成できる場合がありますが、料金、完成までの日数、車両の移動、対応できる作業などに違いがあります。
この記事では、ディーラーと鍵屋の違いを比較しながら、状況に合った依頼先の選び方を分かりやすく解説します。
ディーラーと鍵屋の違いを比較
まずは主な違いを確認しましょう。
| 比較項目 | ディーラー | 出張対応の鍵屋 |
|---|---|---|
| 作業場所 | 原則として店舗や整備工場 | 車がある場所へ出張 |
| 車両の移動 | レッカーが必要な場合がある | 原則不要 |
| 対応スピード | 部品取り寄せで日数がかかる場合がある | 即日作成できる場合がある |
| 鍵の種類 | 純正キーが中心 | 車種に適合する鍵を使用 |
| スマートキー登録 | 対応可能 | 対応車種なら現地登録可能 |
| イモビライザー登録 | 対応可能 | 対応車種なら現地登録可能 |
| 料金 | 部品代やレッカー代を含めて高くなる場合がある | 現地作業で総額を抑えられる場合がある |
| 対応車種 | メーカー系列の車種 | 業者によって異なる |
どちらが必ず安い、早いというわけではありません。
車種、年式、鍵の種類、鍵が1本もない全紛失状態かどうかによって、適した依頼先は変わります。
ディーラーに車の鍵作成を依頼する場合
ディーラーでは、車両情報やキーナンバーを確認し、メーカーから純正キーを取り寄せて作成・登録するのが一般的です。
ディーラーへ依頼するメリット
純正キーを作成できる
メーカー純正のスマートキーやリモコンキーを使用して対応してもらえることが大きなメリットです。
純正部品にこだわりたい方や、今後もディーラーで車両を管理してもらいたい方に向いています。
メーカーの手順に沿って作業してもらえる
メーカー基準の診断機や作業手順で対応してもらえます。
鍵だけでなく、車両側のコンピューターや電気系統に不具合が疑われる場合も相談しやすいでしょう。
対応できる車種が明確
基本的には、そのメーカーが販売した車種に対応します。
新しい年式や特殊な車種でも、部品が供給されていれば対応できる可能性があります。
ディーラーへ依頼するデメリット
車を運ぶ必要がある場合がある
鍵を全部紛失するとエンジンを始動できません。
ディーラーが出張作業を行わない場合は、レッカー車などで車両を店舗へ運ぶ必要があります。
鍵作成費用とは別に、レッカー費用が発生する可能性もあります。
完成まで時間がかかることがある
純正キーや部品の取り寄せが必要になると、当日中に完成しない場合があります。
車種や在庫状況によっては、数日から数週間かかることもあるため、すぐに車を使用したい場合は事前確認が必要です。
総額が高くなる場合がある
純正部品代、登録作業費、車両の運搬費などを合わせると、総額が高くなる場合があります。
依頼する前に、鍵作成だけでなくレッカー代なども含めた総額を確認しましょう。
鍵屋に車の鍵作成を依頼する場合
車の鍵に対応した鍵屋では、専用機器を積んだ作業車で現地へ出張し、その場で鍵作成やスマートキー登録を行います。
ただし、すべての鍵屋がスマートキーやイモビライザーキーに対応しているわけではありません。
鍵屋へ依頼するメリット
車がある場所まで出張できる
自宅、勤務先、商業施設の駐車場など、車を動かせない場所へ出張してもらえます。
現地で作業できれば、ディーラーまで車を運ぶ必要がありません。
即日作成できる場合がある
必要な鍵や登録機器を用意できる車種なら、到着した当日に作成できる場合があります。
仕事や通勤で早く車を使いたい方にとって大きなメリットです。
スマートキーの全紛失にも対応できる
対応設備を持つ鍵屋なら、スマートキーが1本もない状態からでも新しいスマートキーを登録できる場合があります。
ドアの解錠、メカニカルキーの作成、イモビライザー登録、エンジン始動確認まで現地で行えるケースもあります。
レッカー費用を抑えられる場合がある
車のある場所で作業が完了すれば、レッカー移動が不要です。
そのため、依頼にかかる総額や手間を抑えられる可能性があります。
鍵屋へ依頼するデメリット
業者によって対応車種が異なる
スマートキーの登録方法は、メーカー、車種、年式、型式によって異なります。
設備や技術によって対応できない場合もあるため、問い合わせ時に詳しい車両情報を伝えることが重要です。
料金体系に違いがある
業者によって、出張費、作業費、部品代、夜間料金などの扱いが異なります。
電話では安い金額を案内し、現場で追加料金が発生するケースもあるため、依頼前に総額を確認しましょう。
ディーラーと鍵屋では料金にどのくらい差がある?
車の鍵作成料金は、次の条件によって大きく変わります。
- メーカーと車種
- 年式と型式
- 鍵の種類
- イモビライザーの有無
- スマートキーの有無
- スペアキーが残っているか
- 鍵を全部紛失しているか
- 車両の保管場所
- レッカー移動の有無
鍵屋へ依頼した場合でも、スマートキー本体の価格や登録方法によって費用が異なります。
表示されている最低料金だけで判断せず、出張費や部品代を含めた支払総額を確認してください。
詳しい料金については、関連記事「車の鍵作成の料金相場」もご覧ください。
完成までの時間・日数の違い
ディーラーの場合
純正キーの在庫がなければ、部品の取り寄せが必要です。
さらに、車両の入庫や登録作業の日程を調整するため、数日以上かかる場合があります。
正確な納期は車種や店舗によって異なります。
鍵屋の場合
対応可能な車種で部品の在庫があれば、現地で即日作成できる場合があります。
作業時間の目安は、一般的に次のとおりです。
| 鍵の種類 | 作業時間の目安 |
| ギザギザキー | 40分~ |
| ウェーブキー | 60分~ |
| イモビライザーキー | 60~90分 |
| スマートキー | 60~120分 |
車種、年式、車両の状態によって作業時間は変わります。
ディーラーがおすすめの人
次のような場合は、ディーラーへの相談が向いています。
- 純正新品のスマートキーを希望している
- 鍵だけでなく車両側の故障も疑われる
- 納期より純正部品を優先したい
- レッカー移動が可能
- 今後の車両整備もディーラーへ任せたい
スマートキーが反応しない場合は、鍵の故障ではなく車両側の受信機やバッテリーに原因があることもあります。
そのようなケースでは、ディーラーや整備工場による車両診断が必要になる場合があります。
出張対応の鍵屋がおすすめの人
次のような場合は、車の鍵に対応した鍵屋への相談が向いています。
- 鍵を全部紛失して車を動かせない
- レッカーを使わずに解決したい
- できるだけ早く車を使いたい
- 自宅や駐車場で作業してほしい
- 当日中の鍵作成を希望している
- 依頼前に支払総額を確認したい
特に、スペアキーが1本もない全紛失では、現地で鍵作成と登録ができる鍵屋に相談するとスムーズです。
依頼する前に確認したいこと
車両情報を準備する
問い合わせ時には、次の情報を伝えましょう。
- メーカー
- 車種
- 年式
- 型式
- 鍵の形状
- エンジンの始動方法
- スペアキーの有無
- 車がある場所
車検証が車内にある場合は、そのことも伝えてください。
総額を確認する
次の費用が見積もりに含まれているか確認しましょう。
- 出張費
- ドアの解錠費
- 鍵本体の代金
- メカニカルキー作成費
- スマートキー登録費
- イモビライザー登録費
- 夜間・早朝料金
- 消費税
「最終的な支払総額はいくらですか」と聞くと確認しやすくなります。
所有者確認書類を用意する
防犯上、車の鍵作成では所有者確認が必要です。
一般的には、次の書類を確認します。
- 運転免許証などの本人確認書類
- 車検証
- 車両の所有・使用権限を確認できる書類
本人確認ができない場合は、作業を依頼できないことがあります。
ディーラーと鍵屋のどちらに頼むか迷ったら
判断するときは、料金だけでなく「いつまでに車を使いたいか」「車を移動できるか」「純正新品を希望するか」を考えましょう。
| 現在の状況 | 主な相談先 |
| 鍵を全部紛失して車を動かせない | 出張対応の鍵屋 |
| 今日中に車を使いたい | 即日対応可能な鍵屋 |
| 純正新品にこだわりたい | ディーラー |
| 車両側の故障が疑われる | ディーラー・整備工場 |
| レッカーを避けたい | 出張対応の鍵屋 |
| スペアキーがあり、急いでいない | ディーラーまたは鍵屋 |
分からない場合は、両方から見積もりと納期を確認して比較する方法もあります。
よくある質問
ディーラーと鍵屋ではどちらが安いですか?
車種や作業内容によって異なります。
鍵屋は現地作業によってレッカー費用を抑えられる場合があります。一方、ディーラーでは純正部品を使用するため、部品代を含めた総額が高くなるケースがあります。
鍵が1本もなくても作れますか?
多くの車種で作成可能です。
対応する鍵屋では、鍵穴や車両情報を確認し、メカニカルキーの作成やスマートキー登録を行います。
スマートキーも現地で作れますか?
対応車種であれば現地で作成・登録できる場合があります。
メーカー、車種、年式、型式を伝えて、対応可能か確認してください。
ディーラーへ持ち込むにはレッカーが必要ですか?
エンジンを始動できず、ディーラーが出張対応を行わない場合は、レッカーが必要になる可能性があります。
自動車保険やロードサービスに無料搬送が付いていることもあるため、契約内容を確認しましょう。
鍵屋なら必ず当日中に作れますか?
すべての車種を当日中に作れるわけではありません。
車種への対応状況、部品の在庫、作業場所、依頼時間によって異なります。
紛失したスマートキーを使えなくできますか?
車種や登録方法によっては、紛失したスマートキーの登録情報を削除できる場合があります。
盗難が心配な場合は、問い合わせ時に登録削除を希望していることを伝えてください。
関連記事
- 車の鍵作成の料金相場
- 車の鍵を全部紛失した場合の対処法
- 車の鍵をなくしたらどうする?
- スマートキーが反応しない原因
- イモビライザーキーとは?
- スマートキーの電池切れ対処法
まとめ
ディーラーと鍵屋には、作業場所、対応スピード、使用する鍵、料金などに違いがあります。
純正部品を希望し、完成までの日数に余裕がある場合は、ディーラーへの依頼が向いています。
一方、鍵を全部紛失して車を動かせない場合や、できるだけ早く復旧したい場合は、現地で作業できる鍵屋が便利です。
鍵屋ロッククルーでは、対応可能な車種について、現地での鍵作成やスマートキー登録を行っています。
お問い合わせの際にメーカー・車種・年式・現在の状況をお伝えいただければ、対応の可否と料金をご案内します。

